● AJモード(スタンドアローン版)・よくある質問「動作環境について」

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1.(ユーザー環境について)Adobe Readerのバージョンは最新版でなければなりませんか?

いいえ、最新版でなくても構いません。基本的にAdobe Reader X以上で動作します。現在のAdobe Readerの最新版はDCですから、2世代前のビューア(X(10)→XI(11)→DCなので。)でも動作します。

また、Google ChromeやMicorsoft Edge(2020年秋以降の最新版)の場合、内蔵のPDFビューアの場合で動作しますので、Adobe Reader自体インストールされていなくても動作します。

2.(保存対策する側の環境について)Acrobat Professional版を持っていないといけませんか?

いいえ、AJモード・通常版では必要ですが、AJモード・スタンドアローン版では不要です。

3.外国人が見るサイト(英語など)に利用したいです。

英語はOKですが、英語以外の外国語は、基本的に駄目だとお考えください。詳細は体験版をご利用の上、お確かめの上、お問い合わせください。

4.情報商材を販売しています。インターネット上で閲覧してもらう形ではなく、オフラインでも閲覧できるように配布ししつつ、かつコピー(転売)できないようにしたいです。

最低20万円以上の費用(配布部数は1,000以内であれば何部でも一定料金。)が必要になってくると思われますし、かなり手間隙がかかる(メールのやり取りをかなり多く繰り返す必要や、お客様側での作業も少なくないと思われます。手順はしっかりとサポートさせていただきますが、お客様側に多少の忍耐とそれなりの技術的な理解が必要だと思います。)と思いますが、それでも良ければ、サポートにご相談ください。

5.Macでも動作しますか?

加工したPDFファイルの閲覧者についてのご質問だと思いますが、詳細は、動作環境の説明ページでご確認いただきたいのですが、AJモード単独でご利用の場合と、「HTMLモードとAJモードの併用パターン」の場合とで大きく異なります。

AJモード単独の場合、Macの場合は、ブラウザがMac版Google Chromeで動作します。「HTMLモードとAJモードの併用パターン」の場合はMac版Chromeだけでなく、Mac版SafariやMac版Firefoxで動作しますので実質ほとんどすべての環境で動作します。

なお、保存対策される側の環境としましては、AJモードはWindowsアプリ(exeファイル)であるため、Macでは作業していただくことはできません。

6.iPhoneやAndroidなどのモバイル環境でも動作しますか??

いいえ、AJモード単独の場合はモバイル環境では動作しません。エラーメッセージを表示させることになります。モバイル環境での動作が必要場合は、「HTMLモードとAJモードの併用パターン」もしくは「HTMLモード単独」をご検討ください。

7.WEBサーバではなく、ファイルサーバでも動作可能でしょうか?

はい、動作可能です。詳細は、こちらをご参照ください。

8.制限事項・既知の問題はありますか?

制限事項・既知の問題については以下を参照してください。

  • スタンドアローン版に特有の制限事項・既知の問題はこちらを参照してください。

  • 日本語のパスワードを設定することはできません。ただし、これはスタンドアローン版だけではなく、通常版でもAcrobat Professional版を使ってパスワード設定をされようとしている限り、そうなります。
  • オープンパスワード(文書を開くための閲覧用パスワード)を設定されているPDFファイルの加工処理はできません。2020年12月13日現在、一旦、そのPDFファイルを加工されたPDF作成ソフトなどでオープンパスワードの解除をしていただく必要があります。ただし、この制限事項は、スタンドアローン版だけでなく、通常版でも同様です。

9.MacユーザーにAdobe Readerをインストールさせたいのですが、なかなかうまくいかないようです。どういうところに注意すべきですか?

MacユーザーにAdobe Readerをインストールしてもらう必要はありません。そうではなくて、Google Chromeでアクセスするようにお願いしてください。Macの場合、Adobe Readerをインストールしても動作しません。AJモードはブラウザ上でAdobe Readerがプラグインとして動作しないとダメなためです。

10.Microsoft Edge(Windows10)でも動作しますか?

2020年秋ごろのWindows Updateで配信された最新版のMicorsoft Edgeの場合は動作します。Microsofot EdgeがGoogle Chromeベースのブラウザになったためです。

11.AJモード単独で利用しています。256bit AES暗号化(level8)を選ぶとセキュリティが最強になるのは良いのですが、閲覧できなくなるユーザーも多くなるのではないでしょうか?。

Windows環境におけるAdobe® Readerのバージョン別シェア
(弊社調べ。2017年3月10日現在)
Adobe® Reader
のバージョン
シェア(2019/8)シェア(2017/3)
DC 約66.9% 約49.5%
XI(11) 約8.2% 約31.6%
X(10) 約21.6% 約13.2%
9.x 約1.8% 約4.0%
8.x 約1.2% 約1.2%
7.x 約0.3% 約0.4%
確かに128bit RC4で設定している場合よりは、確実に閲覧できなくなるユーザーは多くなります。具体的には、Adobe® Reader 9以下のユーザーが閲覧できなくなります。

しかし、弊社調査によりますと、2019年8月現在、Adobe® Reader(Windows)の利用者のうち、バージョン9以下の利用者は約3.3%に過ぎません。また、Windows XPでさえ、Adobe® Reader X(10)をインストールすることは可能ですから、ユーザーにX以上にアップデートしていただくことは決して無謀ではないと考えております。

また、現在ブラウザシェアが圧倒的と言われるGoogle Chromeの内蔵PDFビューア「Chrome PDF Viewer」の場合は、Windows/Macとも、バージョン22以上(2012年9月ごろリリース。2020年12月10日現在の最新版は87)で動作しますので、ほぼ100%動作します。ですから、問題は少ないと思われます。

実際、256bit暗号化(level8)と128bit RC4ではセキュリティの差に雲泥の差があり、PDFのセキュリティを無視する(尊重しない)OCRソフトやPDF変換ソフトの存在を考えれば、やむをえないのではないかと考えております。


12.AJモード単独で利用しています。256bit AES暗号化(level8)を選んだ場合、それをサポートしていないAdobe® Reader 9以下がアクセスするとどうなるのですか?。

Adobe® Reader 9で表示させた場合は、下記のようなダイアログ「この文書を開くときにエラーが発生しました。この文書を開くためには、Acrobatのバージョンを更新する必要があります。」が表示されます。また、Adobe® Reader 8で表示させた場合は、「この文書は、Acrobatで解読できません。」と表示されます。